大鵬管財株式会社専務取締役 渡辺陽右様エリア東京都心部・埼玉県川口市・浦和区・大宮区管理棟数15棟程度建物の種類商業ビル商業ビルに特化した総合管理を40年以上にわたり展開する大鵬管財株式会社。今回は、その不動産会社専務取締役の渡辺様にビル管理業務のデジタル化についてお話を伺いました。商業ビルに特化した総合管理サービス現在の事業内容についてお聞かせください。渡辺様:赤羽駅周辺を中心に、港区新橋から埼玉県の大宮エリアまで、地域特性を熟知した経験とコミュニティとの絆を武器に、15棟の商業ビルを管理しています。創業当初から「大手が避ける複雑な物件」にも積極的に挑戦し、オーナー様やテナント様に最適な不動産価値を提供してきました。紙ベースでの管理が主流だったため、業務が属人化していたビルカン導入前に抱えていた課題についてお聞かせください。渡辺様:入社当時は「昔ながらの方法」で業務が行われていました。紙ベースの管理が主流で、担当者しか業務内容を把握できず、「特定の担当者がいないと対応できない」状況が常態化していました。具体的にどのような課題がありましたか?渡辺様:担当者が休みを取れず、週末でもトラブル対応に追われることが多く、過去の記録を探す際は「いつだったっけ?」と資料を探し始める必要がありました。例えば、同じ場所で水漏れが発生した際は、「以前にもあったけど、いつだったっけ?どの業者が対応したんだっけ?」と、一つずつ調べる時間的コストがかかっていました。ビルカン導入によって過去の履歴が即座に確認できるようになったビルカンを導入しようと思った理由を教えてください。渡辺様:業務の属人化を解消するため、ナレッジ共有の仕組みを構築する必要性を感じていました。その頃FLINTZ代表の髙森さんから「商業ビル管理をしているご実家の役に立つサービスを作ろう」という想いを聞き、業界に深く関わる方が作ったサービスなら信頼できると判断しました。導入後に変わった点はありますか?渡辺様:過去の工事履歴が即座に確認できるようになりました。ただし、営業担当の高年齢化に伴い、システム利用に慣れるまでには時間を要する部分もあります。それでも、工事履歴や過去の書類を少しずつ登録し、今後さらに活用しやすくなると期待しています。ビル管理にかかわる情報をビルカン上で一元管理できるようにしていきたい今後どのように活用していきたいと考えていますか?渡辺様:ビルカン上で家賃管理など総合ビル管理に関する情報を一元管理できるようになれば便利だと考えています。将来的には、現場データを即座に確認し、定休日や担当不在でも工事業者と連携して遠隔対応できるようにしていきたいです。業務の効率化を図り、少数精鋭のプロ集団として管理棟数を増やしていきたいと考えています。ビルカンの導入で、管理業務のデジタル化がスムーズに進められるようになりました。※掲載内容は取材当時のものです。