2025年6月4日(水)~6日(金)に東京ビッグサイトで開催された「ビル建築・管理EXPO 2025」。私たち株式会社FLINTZは、建物管理クラウド「ビルカン」を出展し、業界の最前線で働く多くの方々とお話しする機会をいただきました。ビル建築・管理EXPO 2025公式サイト:https://www.housing-biz.jp/building/highlight.php今回のレポートでは、展示会での出会いや対話を通じて見えてきた業界の現状と課題、そして建物管理DXの可能性について、現場で感じたリアルな体験をお伝えします。業界の関心の高さを実感した3日間「ビル建築・管理EXPO 2025」は、ビルの設計・施工・管理に携わる業界関係者が一堂に会する専門展示会です。今年は3日間で15,922名が来場し、様々な業界の方とお話することができました。私たちのブースでは、「ビルカン」のデモンストレーションやサービス紹介動画を通じて来場者の皆様にサービスの特徴や機能をご紹介しました。特に、図面上で修繕履歴や設備情報を一元管理できる機能(特許取得済み)には多くの方に興味を持っていただけました。また、ご来場の皆様には、オリジナルボールペンと北海道土産の定番「白い恋人」をプレゼントさせていただきました。特に「白い恋人」は予想以上に好評で、自然と会話が弾むきっかけとなりました。こうした小さなコミュニケーションから始まる対話が、後に貴重な業界インサイトにつながったのは印象的でした。多様な業界関係者との出会い今回の展示会では、幅広い分野の方々にお越しいただきました。ビルメンテナンス会社、マンション管理会社はもちろん、アセットマネジメント(AM)、プロパティマネジメント(PM)、ファシリティマネジメント(FM)、ビルマネジメント(BM)といったマネジメント業種の方々、さらには不動産オーナーの方まで、建物管理に関わる様々な立場の方々とお話することができました。それぞれの立場や役割は異なりますが、共通して感じられたのは「現状の業務に何らかの課題を抱えている」ということでした。そして、その解決策としてDXやデジタル化への期待を持たれている方が非常に多いということも印象的でした。ヒアリングから見えた業界の現状私たちは展示会期間中、44名の来場者の方々に個別にヒアリングを実施させていただきました。業界の最前線で働く方々から直接お聞きした現状と課題は、私たちにとって非常に貴重な情報となりました。来場者からは以下のような課題やニーズの声をいただきました:会社としてDX化を進めなければならないという意識が高まってきている複数のシステムを導入しているが、情報が分散してしまい、かえって管理が煩雑になっている点検や修繕履歴を紙で管理しており、過去の履歴を探すのが大変システムは導入したものの、現場から使いにくいという声が上がってきている経験のある人に任せていて、その人が辞めるとまずい過去の履歴が文字情報だけでわかりづらいこれらのヒアリングを通じて、業種や企業規模を問わず、共通するニーズが見えてきました。それは「一元的な管理」と「現場が使いやすいツール」です。複数のシステムに分散した情報を一箇所で管理できること、そして現場の作業者が直感的に操作できるシンプルなインターフェースを持つこと。この2つの要素が、今後の建物管理システムに求められる重要なポイントであることを改めて実感しました。来場者から寄せられた「ビルカン」への評価「ビルカン」のデモンストレーションをご覧いただいた来場者からは、多くのポジティブな評価をいただきました。「操作が直感的で、わかりやすい」という声は特に多く、私たちが重視している「現場での使いやすさ」が評価されていることを実感できました。また、「図面で過去履歴を管理できるのが画期的」「視覚的にわかりやすい」といった、図面機能に対する評価も印象的でした。「カレンダーで予定を共有できるのが良い」「実際に現場で働く人のことを考えて設計されていることがわかる」といった声もいただき、私たちの開発コンセプトが適切に伝わっていることも確認できました。今回の展示会を通じて、建物管理業界のDXには大きな可能性があることを実感しました。現場の方々の課題に対する意識は高く、適切なソリューションがあれば積極的に活用したいという姿勢が感じられました。一方で、単にデジタル化すれば良いというわけではなく、現場の実態を理解し、実際に使う人のことを考慮したシステム設計が重要であることも再認識しました。「ビルカン」について「ビルカン」は、建物管理業務のDX化を実現するクラウドシステムです。建物管理に関わる報告書の作成・確認・共有を簡単に行うことができ、過去の書類や修繕履歴をすぐに確認できます。点検・修繕履歴などを直感的に操作できる画面設計と、図面上での一元管理機能(特許取得)を特徴としています。ビルカンを活用することで煩雑な建物管理業務をスリム化し、業務効率化と属人化の解消に寄与することができます。ビルカンの導入事例はこちら:https://bilkan.site/case/taihoukanzai%3Ciframe%20width%3D%22840%22%20height%3D%22472%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FIGFaYpyhJW4%3Fsi%3DGMFPzZr0jr2peBiJ%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3Eおわりに今回の「ビル建築・管理EXPO 2025」への出展は、私たちにとって非常に価値のある経験となりました。業界の最前線で働く方々との直接的な対話を通じて、現場のリアルな課題とニーズを深く理解することができました。これらの貴重なフィードバックを今後の機能強化とユーザー利便性の向上に反映させ、建物管理業界のDXを推進するパートナーとしてより良いサービスを提供していきたいと考えています。建物管理の効率化と品質向上を実現するため、私たちは今後も現場の声に耳を傾け、実際に使われるシステムの開発を続けてまいります。展示会でお会いした皆様、ありがとうございました。